株式の長期保有で優待が変わることもある

株式を保有していると株主優待を貰えることがあります。
株主優待は、権利確定日に1日だけ保有していても貰えますが、長期保有で優待が変わることがあります。
一定年数を保有している株主は、通常よりも多めに株主優待を貰えます。
企業が個人に安定的に株式を保有して欲しいため、長期保有の株主を優遇しているためです。
株主優待をしている銘柄の中で、2割の企業が長期優遇制度を実施しています。

クオカードを株主優待にしている銘柄で、3年未満では千円なのが3年以上では3千円といきなり3倍になります。
割引の優待サービスの銘柄で、1年未満では10%割引、1年以上3年未満では30%、3年以上では40%と段階的に増えていく銘柄もあります。
株主になった年から貰える銘柄ばかりではなく、銘柄によっては3年以上保有した株主だけ株主優待が貰えます。
保有年数によって株主優待が違うものに変わる銘柄もあります。
1年未満ではクオカードだったのが、1年以上ではカタログギフトに変わります。

さらに長期保有でカタログギフトの金額が上がります。
金額に換算するとクオカードよりもカタログギフトの方が高いです。
全く違うものになっても、長期保有の方が金額的には高くなるようになっています。

企業側は、長期保有してもらうことで株価が安定します。
長期優遇制度をすることで優待利回りが高くなり、個人株主を増やすことができます。
株式は応援したい企業へ投資するものですが、短期売買で資産運用している人もいます。
株式を長期保有してもらうと企業への愛着がわきやすくなり、自社の製品やサービスを購入してくれるようになります。

株主優待から知名度を高めることにも繋がります。
企業は、株主優待に資金投資してもメリットがあるのです。
長期保有と認定してもらうためには同じ株主番号の必要があります。
権利確定日に保有してすぐに売却し、次の権利確定日までに購入するという方法では長期優遇制度は受けられません。

長期保有に適しているおすすめの銘柄とは?

長期保有するためには株主優待から選ぶだけでなく、企業の業績などから銘柄選定することも大切です。
株主優待が目当てで株式を購入しても、投資にはリスクがあり株価は常に変動します。
おすすめの銘柄はある程度大手の企業で、景気に左右されにくい業種のものです。
景気によって業績が大きく変動する業種は、株価が大きく変動する可能性があります。
株主優待を貰っていても、投資元本が大きく損失を出しては意味がありません。
景気が悪くても購入される商品やサービスは、株価の変動を抑えられる場合があるからです。

食品や日用品は必ず必要なものなので長期保有におすすめ3業種です。
人気の株主優待の銘柄は、株価も安定しやすいので長期保有に向いています。
人気の銘柄は、株価が下がると株主優待目当てに買う人が多いので株価が下がりにくいです。
株主優待は必要のないものを貰っても意味がありませんが、人気の銘柄は多くの人が使いやすいものが多いです。
優待利回りも高い場合が多いのも人気の理由になっていたりします。

大手の企業でも倒産することはありますが、大型株の場合が多いので売買高も多く流動性があり、短期的に大きく変動しにくいです。
長期保有をしていると、こまめに情報収集しなくなることもあります。
大手の有名企業なら、普段のニュースでも取り上げられることがあります。
普段の生活から情報が手に入りやすいのもおすすめの理由です。

株主優待にはずっと貰えるわけではなく、廃止リスクがあります。
企業の業績が悪くなり余裕がなくなってくると、株主優待を廃止することがあります。
長期保有をしたいなら、廃止リスクが少ない銘柄を選ぶ必要があります。
好業績や大手企業の銘柄は、比較的廃止リスクが低いです。